2代目CX-5を購入して気になった点〜ワイパー・オートライトなど
購入してまだ2週間。基本的に大満足の2代目CX-5だが、今回は、あえて不満点を紹介したい。
もちろん、ただ非難するだけの意図ではない。CX−5のオーナーでありファンとして、購入を検討している人に購入前には気づけないであろうポイントをあらかじめ知ってもらうことで、あとで失敗だったと思わないようにしてほしいからである。
それはマツダ車オーナーとしてマツダという会社の印象を守りたいからであり、この会社の価値を将来にわたって維持していってもらいたいからにほかならない。
車種はCX-5(2代目KF)20S PROACTIVE 2WDだ。走行は550km。下記の内容はあくまで個人の主観であることはお忘れなきよう。また、今後感想が変わっていく可能性は大いにある。
オートワイパーの自動作動が自分の感覚と合わない
ワイパーを間欠作動モードにしたときの話。雨を検知して間欠の感覚を自動調節する機能だが、私はこれがやや遅れるように感じている。つまり、ワイパーで雨粒を拭いてもらいたいと思っているのに、ワイパーが作動してくれないという場面が多いのだ。
取扱説明書にはこうある。
レバーをAUTOの位置にしているとき、レインセンサーが雨を感知すると、雨量に応じて、ワイパーが自動で作動します。(取扱説明書220ページ)
また、感度調節スイッチの説明はこうである。
スイッチをまわすと、雨に反応する感度を調節できます。
- -(マイナス)側 : 雨に反応しにくい
- +(プラス)側 : 雨に反応しやすい
感度をプラス側に最大にしても、雨を拭き取ってくれないと思う場面が多いのだ。状況としては、空から降る雨量はそれほど多くないが、地面からの跳ね返りや霧を集めて水滴になってフロントガラスに張り付いた場合だ。
たしかに「雨量センサー」が「降雨」にだけ反応するものなのだろうから、わがままを言いすぎているのかもしれない。だが実際にフロントガラスは雨つぶでいっぱい。仕方なくワイパーレバーを動かすはめになる。
他の車種はどうなっているんだろう?
オートヘッドライトの点灯タイミングが遅い?
私は、周りよりも早くライトを点灯するドライバーだと思う。自分が点けたいなと思う時間には、だいたい周りではまだ1割くらいの車しかライトを点灯していない。
昼間でも、雨や霧で暗い上に水しぶきなどで景色と車両のコントラストが低いときは点灯したい。
CX-5のオートヘッドライトの点灯タイミングは、マツダコネクト上で設定変更できる。
- 早く
- 少し早く
- 標準
- 少し遅く
- 遅く
と5段階となっている。もちろん現状は「早く」を選択してもいるが、私はもっと早く点灯してほしい。「さらに早く」を追加してほしい!
MRCCで追尾から定速巡航へ切り替わる瞬間が危険?
こちら(↓)の記事でもすこし述べた。
MRCC(マツダ・レーダー・クルーズコントロール)で前方車を追尾している間は問題ない。ただし前方車がいなくなった途端、設定速度にいちはやく到達するよう加速する。
追従時が低速で設定速度が高速だったりすると、急な加速にびっくりする。気づいてすぐにMRCCのキャンセルボタンを押すかブレーキを踏むかしなければいけないが、そのような素早い認知と動作を求められるということは、安全とは言えない。
例えば追従時走行速度のプラス20kmまでしか設定できない、というふうにすればある程度危険に遭遇するリスクを減らせるのではないかと思う。利便性よりも安全をとらないと。
言うまでもなくこれはCX-5だけの課題ではない。他の車種ではどう制御してるんだろう。
リアのスタイリング
2代目CX-5は、めちゃめちゃカッコいいと思っている。毎日帰宅するたび、駐車場に駐めたCX-5の前で立ち止まってひとしきり眺めてから家に入るほどだ。大きく漆黒に見えるグリルと、切れ長の眼、白いボディとの対比がイイ。まるでシャチのような精悍なフロントのスタイリング。
一方、リアはどうだろう。嫌いではないが、フロントに比べると凡庸というか落ち着きすぎているという感じがしないか。先代CX-5との見分けも難しいし、CX-3やアクセラともぱっと見、見間違うくらい。もっと大きな迫力が欲しかった!
近づいてよく見ると細かい造形が凝らしてあってかっこいいんだけど。